製紙機械・古紙処理機械メーカー
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鋼材価格のこの先の推移(H28.5~)

御客様と御相談を頂く中に、この先の鋼材の価格はどうなるかなという
御話をお聞きします。
当社は主に製紙業界の原質機械を製作するので
鋼材はステンレス(SUS)を使用する事が多いです。
機械価格に関しましては、この材料価格によって変動します。
現在のステンレス価格は過去10年でみても低位にあります。
私の予想では、今から(H28.5)1年半を起点に鋼材価格は上昇に転じると考えております。
その理由として
この先に控えている2020年開催予定の東京オリンピック、それに伴うインフラ工事が
全体の鋼材価格を牽引すると考えています。
またニュースなどでよく報道されていますが、橋や道路等の
老朽化が著しい部分に対しての補修、改修等があります。
今回の熊本地震でも建物の崩壊や橋の崩れが
大々的にニュースに取り上げられ、
災害にどのような対応で備えるかという世論が起こることで
前途したライフラインの補修改修の追い風要因となると予想しております。

価格は基本的に自由相場ですので、需要と供給のバランスによって
変動します。需要が多くなれば価格は上昇します。
現在(H28.5~)では、まだ低位ですがオリンピックをエンドラインとして
1年~1年半の間にはオリンピック関連の需要が表面化してくると思います。
実際、紙業界においてのオリンピック関連引き合いは、
徐々に発生しているとお聞きしております。

まったく同じ機械の導入でも、時期の違いにより鋼材価格が違えば
機械購入費用は当然変わってきます。
原油の下落等の追い風がある今、設備の更新をする絶好の機会ではないでしょうか。